日本特有の社会問題や固定観念を今までに無かったような切り口で皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚の映画になりました。 普段から意識していないと自覚しないような、気にも留めずに流れて行きがちな発言や行動。 確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。 そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑って頂きたいです。共感しすぎて自分が嫌になっちゃう人もいるかも。 でもきっと劇場を出る時はちょっとスッキリして晴れやかな気持ちで劇場を後にして頂けます。 今まで演じた中で多分ダントツでみっともなくてダサい主人公を演じました。是非。
台本を初めて読んだ時、「校則」をテーマに進んでいく物語につよく惹かれました。 私自身、校則に疑問をもった経験が少なかったので、ルールに対して真っ直ぐ向き合い、時に大胆に行動する勇敢な戦士のような板緑の姿に圧巻されました。全てが板緑の手のひらで踊らされているようにも思えるほど、魅力的なキャラクターを演じることができ嬉しく思います。 そんな板緑と、おじさん予備軍の少し情けない市川先生とのベストコンビにクスッと笑ったり、胸がじんわり温かくなる瞬間もあります。 この作品を観た後、「校則」という言葉にちょっとだけニヤッとしてもらえたら、それだけで大成功です。 ぜひご期待ください!
私は数日の参加でしたが、監督が心から岩田さんの芝居を楽しみながら撮影している空気が心地よく、リラックスして撮影に臨めました。 今まで演じてきた役の中で1番辛辣なことをたくさん言ったかもしれません。でも演じてても笑いを堪えるのが大変だったシーンもあるくらい坂下監督ワールド全開な作品になっております。 岩田さんの翻弄されていく姿は普段の爽やかさとはかけ離れてますが、どこかで魅力的です。是非劇場でその姿を見届けてください。
中学生の時、理不尽なルールがたくさんあったことを思い出しました。 「どうして赤いゴムで髪を結っちゃいけないんですか?」「どうして尾崎豊のCDを下校放送で流しちゃいけないんですか?」。 真剣にその理由を聞いても、先生たちは「中学生らしくないから」とか「ダメなことはダメだから」などと、本当に納得いく答えはくれませんでした。 岩田さん演じられる教師・市川が、職員室でも生徒たちにも追い詰められていく様子は可笑しくもあるのですが、ちょっと切なくもあります。かくゆう私も、面倒なことに巻き込まれないように傍観している教師・中本を演じながら、中学生の頃の自分から見て「恥ずかしい大人」になっていないだろうか?と不安にもなりました。
子供に金髪はダメという校則があるように、大人にも大人のたしなみとして見えない校則のようなものがあります。 子供も大人もなぜこんな決まりがあるんだろうと思うのは同じことで、その“なぜ”を考えていく先にしか、年齢も育った環境も違うあなたと私が通じ合える場所はないのかもしれません。その交わった場所に行けたとき、大人も子供も少しだけ“大人”になれるのかもしれないし、なれないかもしれない…どう思いますか?とスクリーンから尋ねられてるようなスリル。 坂下監督には、正解というニンジンを目の前にぶら下げられ、釣られて走っていたらまだ見ぬ別の光景を見せられた。憎らしい…。 岩田さん、自分のことをおじさんだと思っていないおじさんという役に爽やかさという劇薬をブレンドしてきて、その匂い立つ狂気と羞恥に38才の私は顔で笑って心は号泣完全KO…。 みなさま、どうか劇場で確かめてみてくださいよ…。
門脇麦さん演じる赤坂美咲の同僚・西原を演じました内田慈です。 坂下雄一郎という人はものすごくヘンテコな人です。本人も作品も飄々として見えるけど、中はたぎっている、に違いない。社会(世界)に対して、人に、自分に対して。 私は坂下組には『ピンカートンに会いにいく』『決戦は日曜日』に続き、今作『金髪』で3回目の出演ですが、いつも坂下哲学が徹底されていて、魅了されます。彼の目線から見る世界、そしてそれを表現にするときの温度感が私はとても好きです。 門脇さんとのやりとりがとても楽しかったです。すごくフラットな方で、撮影の合間も沢山おしゃべりをしました。 その距離感が、うまく画に(役の関係性に)乗っかってるといいなぁ。 撮影監督の月永雄太さん(『決戦は日曜日』も)のカメラワークもお楽しみに! お客様が、クスクスと笑っていたら「あ…!」と刺さっちゃう瞬間を、今から想像してニヤニヤしています。
金髪にした中学生たちが集団で登校してくる。 校則がテーマの映画を考えているときに、海外で制服に関する校則に抗議するために男子生徒たちがスカートを履いて登校してきたというネットニュースを思い出し、これがもし日本を舞台にしたらと考えて、髪型の校則に抗議するために生徒たちが金髪に染めて登校してくるという物語の始まりを考えました。 ですがこの映画の主人公は金髪の生徒たちではなくそのクラスの担任教師です。 金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングにはパフォーマーだけではなく様々な活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした。引き受けていただいたこと本当に感謝しています。 岩田さんが毒づき、うろたえ、さわやかぶるさまを確認するためにぜひ劇場でお楽しみください。
日本特有の社会問題や固定観念を今までに無かったような切り口で皮肉と愚痴と笑いを交えて描く、新感覚の映画になりました。
普段から意識していないと自覚しないような、気にも留めずに流れて行きがちな発言や行動。
確かに他人に言われてみたらちょっとダサいよね、みっともないよね、大人げないよね、、みたいな日常あるあるのオンパレード。
そんな絶妙に共感できる、若中年あるある描写が多くてきっと中高年の皆様には必ず刺さると思います。ぜひぜひ、全国のおじさん、おじさん予備軍の皆様に見て笑って頂きたいです。共感しすぎて自分が嫌になっちゃう人もいるかも。
でもきっと劇場を出る時はちょっとスッキリして晴れやかな気持ちで劇場を後にして頂けます。
今まで演じた中で多分ダントツでみっともなくてダサい主人公を演じました。是非。
台本を初めて読んだ時、「校則」をテーマに進んでいく物語につよく惹かれました。
私自身、校則に疑問をもった経験が少なかったので、ルールに対して真っ直ぐ向き合い、時に大胆に行動する勇敢な戦士のような板緑の姿に圧巻されました。全てが板緑の手のひらで踊らされているようにも思えるほど、魅力的なキャラクターを演じることができ嬉しく思います。
そんな板緑と、おじさん予備軍の少し情けない市川先生とのベストコンビにクスッと笑ったり、胸がじんわり温かくなる瞬間もあります。
この作品を観た後、「校則」という言葉にちょっとだけニヤッとしてもらえたら、それだけで大成功です。 ぜひご期待ください!
私は数日の参加でしたが、監督が心から岩田さんの芝居を楽しみながら撮影している空気が心地よく、リラックスして撮影に臨めました。
今まで演じてきた役の中で1番辛辣なことをたくさん言ったかもしれません。でも演じてても笑いを堪えるのが大変だったシーンもあるくらい坂下監督ワールド全開な作品になっております。
岩田さんの翻弄されていく姿は普段の爽やかさとはかけ離れてますが、どこかで魅力的です。是非劇場でその姿を見届けてください。
中学生の時、理不尽なルールがたくさんあったことを思い出しました。
「どうして赤いゴムで髪を結っちゃいけないんですか?」「どうして尾崎豊のCDを下校放送で流しちゃいけないんですか?」。
真剣にその理由を聞いても、先生たちは「中学生らしくないから」とか「ダメなことはダメだから」などと、本当に納得いく答えはくれませんでした。
岩田さん演じられる教師・市川が、職員室でも生徒たちにも追い詰められていく様子は可笑しくもあるのですが、ちょっと切なくもあります。かくゆう私も、面倒なことに巻き込まれないように傍観している教師・中本を演じながら、中学生の頃の自分から見て「恥ずかしい大人」になっていないだろうか?と不安にもなりました。
子供に金髪はダメという校則があるように、大人にも大人のたしなみとして見えない校則のようなものがあります。
子供も大人もなぜこんな決まりがあるんだろうと思うのは同じことで、その“なぜ”を考えていく先にしか、年齢も育った環境も違うあなたと私が通じ合える場所はないのかもしれません。その交わった場所に行けたとき、大人も子供も少しだけ“大人”になれるのかもしれないし、なれないかもしれない…どう思いますか?とスクリーンから尋ねられてるようなスリル。
坂下監督には、正解というニンジンを目の前にぶら下げられ、釣られて走っていたらまだ見ぬ別の光景を見せられた。憎らしい…。
岩田さん、自分のことをおじさんだと思っていないおじさんという役に爽やかさという劇薬をブレンドしてきて、その匂い立つ狂気と羞恥に38才の私は顔で笑って心は号泣完全KO…。
みなさま、どうか劇場で確かめてみてくださいよ…。
門脇麦さん演じる赤坂美咲の同僚・西原を演じました内田慈です。
坂下雄一郎という人はものすごくヘンテコな人です。本人も作品も飄々として見えるけど、中はたぎっている、に違いない。社会(世界)に対して、人に、自分に対して。
私は坂下組には『ピンカートンに会いにいく』『決戦は日曜日』に続き、今作『金髪』で3回目の出演ですが、いつも坂下哲学が徹底されていて、魅了されます。彼の目線から見る世界、そしてそれを表現にするときの温度感が私はとても好きです。
門脇さんとのやりとりがとても楽しかったです。すごくフラットな方で、撮影の合間も沢山おしゃべりをしました。
その距離感が、うまく画に(役の関係性に)乗っかってるといいなぁ。
撮影監督の月永雄太さん(『決戦は日曜日』も)のカメラワークもお楽しみに!
お客様が、クスクスと笑っていたら「あ…!」と刺さっちゃう瞬間を、今から想像してニヤニヤしています。
金髪にした中学生たちが集団で登校してくる。
校則がテーマの映画を考えているときに、海外で制服に関する校則に抗議するために男子生徒たちがスカートを履いて登校してきたというネットニュースを思い出し、これがもし日本を舞台にしたらと考えて、髪型の校則に抗議するために生徒たちが金髪に染めて登校してくるという物語の始まりを考えました。
ですがこの映画の主人公は金髪の生徒たちではなくそのクラスの担任教師です。
金髪の生徒たちに負けないくらい個性的で独特なキャラクターである主人公のキャスティングにはパフォーマーだけではなく様々な活動をされている岩田さんにやっていただけたら作品の面白さがより深まるのでは、と思いオファーさせていただきました。想像以上でした。引き受けていただいたこと本当に感謝しています。
岩田さんが毒づき、うろたえ、さわやかぶるさまを確認するためにぜひ劇場でお楽しみください。